長澤修司税理士事務所

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自分を高める義務

みなさんこんにちは
先日、東京で生まれて初めてオペラを聞きに行ってきました

 

長井市出身のオペラ歌手が『ロミオとジュリエット』のジュリエット役をするということで、よいきっかけと思い観に行きました

 
感想といたしましては、『感動した』の一言です

 

ストーリーは知っていたのですが、実際に生のオーケストラにオペラの響きは体にバシバシ届きます

 

最後のシーンはすっかり引き込まれて涙がほろっと出ました

 
また、機会があれば観に行きたいと思います

 


 

さて今回は、本来は法人税関係の改正のお話をする予定でしたが、改正の内容がほぼ既存の延長改定だったので、割愛させていただきます。

 
消費税の改正については、10月に近くなったら特集という形でお送りしたいと考えています。

 

そこで、これから4週にわたり、松下幸之助氏及びドラッカー教授の著書から『仕事』に関する事項についてお話していきたいと思います。

 

今の時期、新入社員が入社する時期だと思います。社員教育等に少しでも役に立てればと思います。

 

 

それでは、第一回は松下幸之助氏の『社員心得帖』から『自分を高める義務』をお話ししたいと思います。

 

 

 

 
現在は、週休2日が当たり前となっていますが、日本で初めて週休2日を採用したのは松下幸之助氏です。

 

その週休2日にした理由が書かれています。

 

意外とその理由まで知っている方は少ないのではないでしょうか。

 

特に、若い世代は学校からずっと週休2日となっているため、休日は2日という意識でしかないと思います。

 

 

松下氏は会社を『人を育てる』ところであるという考えで経営をしてきました。

 

そのうえで、人間性を高めるには『仕事』だけではなく、教養も大事だという位置づけで、本来仕事を行う日を『教養を高める』日として仕事を行わない日(休日)としたということです。

 

さらに、松下氏は自分を高めることは社会で生きていく中で義務であると言い切っています。

 

昨今、プライベートな時間について会社として言及することはタブー視されている風潮がありますが、やはり、社会で生きていくということは、昔も今も変わらないものであることを十分に理解してもらいたいと思い、第1回目にこの題材を取り上げました。皆さんもぜひ考えてみていただければと思います。

 

 

それではまた!                                         

どうすれば社員と上手く付き合っていくのか?

みなさんこんにちは

 

先日食事に出かけたときにトイレにあったカレンダーの写真を添付します

 

左は、「無理しちゃダメ」となるほど…右は、「夢は無理だと思うくらい大きいほうがいい」となるほど…ん

 
無理だと思うくらいの大きな夢を持ちつつ、無理しちゃダメと…なんだ、すごい深いぞどちらも言っていることはわかりますが、同じ日に並べるとどうにも禅問答みたいな話に聞こえてきます(笑)

 


 

今回は、お客様との面会時のお話をしていきたいと思います。

 

内容は、「どうしたら社員とうまく付き合っていくのか」です。

 

人を雇うと必ずこの悩みに直面します。

 

自分も悩むことは多々あります。

 

人は十人十色でそれぞれ考え方は違いますし、性格をそれこそ正確に把握することは不可能ですので、「これを言ったら、きっとこう思ってくれる」と思い、言ったことが、相手に全く気付いてもらわないこともありますし、逆に傷つけてしまうこともあります。

 

 

先日お客様とお話しした時も、そのお客様(奥様)が悩んでいました。

 

その内容は、社長が社員に対して態度が変えてしまうということでした。

 

 

自分も、以前の職場で管理職をしていた時に、一番気を付けていたことは、人によって態度を変えてはいけないということでしたので、よくわかる悩みだとお話ししました。

 
社長も人なので、相性など、好き嫌いがあるのはしょうがないと思います。

 

ですが、それを態度に出すことは、その相手だけではなく、周りからも社長の信頼度が下がる原因になってしまいます。

 

ことによっては退社するきっかけを作ることもあります。

 

 

一番やってはいけないことは、例えば、意思の疎通がうまくいかなかったときや社員が仕事でミスをしたときに、人格を否定することです。

 

また、相手が感情的に訴えたときに、自分の感情的に対応することもいけません。

 

 

それこそ、パワハラで訴えられる可能性もありますし、その発言で物事が改善することはありません。

 

 

意思の疎通ができなかった場合には、社員の意見を聞くことが一番の解決法だと思います。

 

特に女性の社員の場合、話を聞くだけで、問題の大部分が解決するといっても過言ではありません。

 
話を聞いてもらった→自分のことを認めて(理解して)もらった。と思うようです。

 

 

また、辞めるまでは思わなくても、話を聞いてもらえればそれでいい。ということのようです。

 

 

もし、その社員の考え方を否定や改善を求める場合、いったん相手の言い分を聞いて、「なるほど、あなたの言っていることも一理あるね。」と一度相手のことを肯定したうえで、「でも、自分はこう思うから、次からは自分の考えているようにしてもらえるとありがたい。」と、自分の主張を上書きするように話をもっていくと、上手くいくことが多いです。(それでもうまくいかないこともありますが…)

 

 

また、社員と社長との関係性をよくするためには、
お互い、
社員:働くから給料をもらうのは前提だが、自分は社長がいるこの会社のおかげで働かせてもらっている。

 
社長:自分がいるからこの会社があるけど、社員がいるから会社として経営できている。

 
と、相手を思いやる心がうまくいくコツだと思います。

 
自分は自分の主張も大事なので、自分と相手を、3:7くらいの感覚でいるようにします。

 
相手を思うほうに比重を置くことで、視野が広がると思います。

 

 

頭に血が上って、自分本位になってしまうこともありますが、その時にこそ、冷静に考える必要があるかと思います。

 

 

それではまた!                                   

 

できなかった原因

みなさんこんにちは

 

今年は雪が降らないなと思ったところ、12月10日にいきなり30センチの積雪…
事務所の場所は、米沢でもピンポイントで雪がたまる場所のため除雪が大変でした
毎年思うのですが、スキー場など必要なところにだけ雪が降るようなことできないですかね…

 

ド〇えもんにお願いできればしたいです(笑)

 


 

さて今回は、仕事で出来なかったことが発生したときにどう考えるかをお話ししたいと思います。

 

仕事をやっていると、必ず『できなかったこと』というものが発生するかと思います。

 
必ず『できなかったこと』には原因があるのですが、考え方として2つに分類できると思います。

 

① 分かっていたのにできなかった
② 分からなくてできなかった

 

さて問題です。どちらがより大きな問題になるでしょうか?

 

 

 

答えは①です。
② については、分からないのでできないのは当たり前といえば当たり前です。

 
解決法は、できないことをできるように勉強などで、知識・技術を身に付けてできるようになればいいのだと思います。

 

 

しかし、①はどうでしょうか。

 

この場合は、分かっている状態なので、できない理由についての原因は本来ありません。

 

でも、できなかった。

 

このようなケースは意外と多いと感じます。

 

 

このような場合、できなかった原因(理由)は、いくつかあると思いますが、一番はこれだと思います。

 

 

ずばり!!

その仕事に興味がない。(ただやっている。)ということです。

 

 

人間は不思議なもので、いくら能力が高くても興味を持たずにやっていると、失敗するものです。

 

逆に、少し能力が追い付かない状態でも、一生懸命その物事に取り組むと、取り組むうちに能力が追い付いて、成功できる時があります。

 

その時、『成長したこと』を実感でき、うれしい気持ちになります。

 

 

成功させるにはいくつかの失敗をすることが必要です。

 

失敗するから、悔しくて原因を探って、『次はこうしてみよう』とか『うまくいくにはどうすればいいのか』を考えます。

 
そうして、一歩ずつ成功に近づいていくものだと思います。

 

 

成功すれば、うれしいから興味をもって、次の成功を見据えて考えます。

 

しかし、失敗が続くと、いやな気持になって、その気持ちから逃げ出そうとする→興味を持たずに、何も感じないようにする。

 

ある意味自己防衛ではあるのですが、実際そのような状態が続くと何も先に進まなくなり、悪循環に陥ります。(失敗に関してのお話は以前お話しているのでご参照ください。)

 

 

自分の好きな本はよく読んで、内容を暗記できたりします。

 

逆に嫌いな本や興味のない本を読むと、眠くなったり、読むことだけに集中して内容が少しも頭に残らない。なんて経験はありませんか?

 

 

やはり、すべては、『好きこそものの上手なれ』に行きつくのだと思います。

 

 

まずは、今やっている仕事を『好き』になる努力をしてみてください。

 

この仕事は、何のためにやっているのか、自分にとって仕事とは何たるかをよく考え、自分の仕事に興味をもって見てください。

 

それだけで、意識が変わり、仕事の取り組み方も変わると思います

 

 

 

それではまた                                   

 

 

 

現代の親子関係にみる、社員教育の在り方

みなさんこんにちは

 

先日安室奈美恵さんが引退しましたね

 

自分が学生時代の時のど真ん中の世代だったので、一時代が終わったのかと思うと寂しい気持ちですね

 
それに感化されたのか、先日妻が「バージンロード」のDVDを借りて1週間ひたすら見ていました(安室さんが歌った「can you celebrate」が主題歌のドラマです)

 
私も一緒に見ていましたが、20年くらい前のドラマだったのですが、なんというか親子というか家族の関係はずいぶん今と変わってしまった感じがします。

 

 

いまは、子供も親もそれぞれなんというか、「一人の人間」として個性を尊重しないといけなくて、親が子供に対する責任よりもその個性の方が優先されるような気がします。

 
だから、学校で子供が問題を起こしても、それは学校で起きたことだから学校側と子供の問題だ!といって自分の責任を棚に置くような事態が起きているのかなと…。

 
自分には子供がいないから客観的に判断できるのだと思いますが、先日見たドラマでは、「大人になっても、娘はずっと自分の子供だ!親が子供の責任を負わなくてどうする!」と親(その役は武田鉄矢でしたね)がハッキリと宣言するシーンがあって、「こんな状況今は少なくなっただろうな…」と感じました。

 

 

実は先日、お客様とお話ししても似たようなお話をお聞きしました。

 
今の新入社員は仕事の知識の前に一般常識を教えないといけない。

 

最低限家庭で覚えなければならないような作法や言葉遣いも今は「当たり前」ではない。

 

そこから教えていかないと、「なぜこんなことがわからない」と考えてしまうからということでした。

 
つまり、子どもの個性を重んじる(という親の責任回避)という理由で本来家庭において改善すべき生活態度がそのままで社会に出ているということです。

 
それでも、このお話をしたお客様のところは社員教育が非常に優秀で社員は立派な社会人として育てております。

 

 

かくいう自分も若い時(18.19歳ごろ)は作法も言葉遣いも考え方も社会人としては最低レベルでした。

 

私の場合は、考え方がかなり歪んでいたとうか、自分のことしか考えられなかったというべきでしょうか。

 

 

そんな自分を本気で叱ってくださったお客様に本当に救われました。

 

 

そこから、税理士試験を通して、その時勉強できる環境に感謝し、お世話になった方への恩返しをしたい一心で現在に至っています。

 

 

要は、社会に出て、適切な指導や考え方さえ間違えなければ立派な社会人に育つことが出きるということです。(自分はまだまだ立派といえるところまでいっていませんが…)

 

 
いまは、ある意味本当に家族として社員を育てなくてはいけない時代なのかもしれないですね。

 

 

会社という大家族に社員は一から教わる…

 

 

最初からある程度できている方ももちろんいますが、全くできていない人も少なからずいるということを認識していかなければならないですね。

 

 

かなり私見が入っている話でした。すみません!

 
それではまた!                               

 

 

 

問いかけて話を聞く

皆さんこんにちは

 
9月に入り、暑さも一区切りのような気がしている長澤です

 

9月23日に昨年も出場した「グル麺ライド」に参加の予定のため、なんとか体重を落としたいと思っています

 

週末は自転車で50~60キロは走っているのですが、痩せません…

 

その分食べるからだよなぁ

 

でも運動の後の炭水化物は最高においしいのです

 
…が、がんばります

 


 

さて、今回は相続税を一回お休みして、日経トップリーダーより、白井一幸(元日本ハム2軍監督)の育つ言葉から抜粋してお送りします。

 

2018.9月号に掲載された記事なのですが、経営者には非常に参考になるのでないかと思いましてたのでお送りします。

 

 

今月のお悩み

 

 

負けるチームはミスが多い。そしてミスには、必ず原因があります。

 

だから弱いチームではミスの要因を潰すために、監督やコーチが口酸っぱく選手に教える光景がよく見られます。

 

 

 

でも、ずっとミスの原因を指摘され続けたら、選手はどう思うでしょう。

 

「はいはい、監督の言う通りですよ。耳にタコができるくらい何回も言われているから、わかってますよ~」全くもって、聞く気はゼロです。

 

 

 

人は質問されると、答えようとします。

一方的に説教されると黙って聞くだけですが、質問ならば答えを考える。

そして、自分自身で考えたことは、前向きに取り組むのです。
問いかけて、話を聞く———。

 

私たちはそれを繰り返し、選手が自分で答えを見つけていくように促しました。

 

これがコーチングと呼ばれる手法だと知ったのは、後のことです。

 

 

(中略)

 

 

皆さんの会社でも似た状況はないですか。

 

「うちの会議では全然社員が意見を言わない」という社長さんがいたら、それは聞き方に問題があるのかもしれません。

 

トップが「どんな意見が出てこようがまず受け入れる」という姿勢をとらないと、社員は「意見を言っても、どうせごちゃごちゃ言われるだけ」と諦め、何も言わなくなります。

 
私自身は、選手からどんな答えが返ってきても、いったんは受け入れました。

 

加えて「俺も現役時代にミスの経験はあるんだ」と、自分の失敗をできるだけ話すようにしました。

 

そうすると、選手は「白井さんには何を言ってもオッケーなんだ」と安心感を抱いてくれます。

 
相手に安心感を抱くと、自分の意見を積極的に言うようになるのです。

 

それでも「うちの社員はバカげた意見しか言わないから、とても黙って聞いていられない!」という人がいたら、私は質問をしたい。

 
「社員の意見を聞かないとチームの成果が上がらず、あなたのストレスが増大しますが、それでもいいですか。それとも多少のストレスを伴いながらも社員の意見を聞いて、最終的にチームのパフォーマンスが上がる方がいいですか」

 

 
頭ごなしに言うのではなく、まずは相手の意見を聞くというのは以前勤めていた会社で管理職をやっているときに非常に有効な方法だと実感したので、この記事は非常に共感できました。

 
ただ、ちょっとうがった感じになるかもしれませんが、この場合には大前提に相手がその事案について本気で取り組んでいないといけません。

 
この記事の話は相手がプロ野球選手で野球に関して向上心があるから、意見を求められれば考えて答えますが、もともと、その事案に本気で取り組んでいなければ考えなどありません。

 
その場合は、一番最初に立ち返り、「なぜその仕事をしているのか」「自分にとって仕事とはなにか」ということを説かなくてはいけないですね。

 
正直、新入社員ならまだしも入社3年以上経過してもその話をしなければならないときは、…ですけどね。

 

 

それでは、また!                                       

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