長澤修司税理士事務所

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【私の勉強方法】受験時代のお話し(その2)

気が付けばもう山が真っ赤に染まって秋が深まってきました。
仕事上、車を運転しているか、パソコンとにらめっこしているもので、なかなか季節を感じません 🙁

たまには、山にでもドライブして季節の空気を体いっぱい味わいたいと思っています 😀

 

さて今回は、前回の続きということで、試験勉強時代の続きをお話ししていきたいと思います。
前回『間違いノート』の話で締めくくったのですが、このノートは最初の受験の時から作成していました。

 

理論問題はひたすら暗記だったので、このノートは計算問題が中心のノートでした。
私は、持ち運びやすいようにA5のルーズリーフ用紙で作成していました。

 

用紙を1/3と2/3に線で分けて左に間違った項目、右になぜ間違ったのかを記入するようにしていました。
(図解)

項目 なぜ間違ったのか
源泉所得税の計算 料率の計算の電卓ミス

 

例題・個別問題・総合問題いずれも間違った箇所をノートに書き写します。

 

しかし、理解していなかった問題についてノートに記載していては時間がかかりすぎるので、あくまで『ケアレスミス(わかっていたのに間違った)』というものを書いてきます

 

ここが、この『間違いノート』の重要な事項になります。

 

この『間違いノート』は、新しい知識を加えるためのノートではなく、試験前に『絶対に間違ってはいけない事項』を確認するノートになります。

 

最終的には、試験直前に10分程度で全て目を通せるノートに完成させます。
このノートの面白いところは、ずっと記載していると、自分がどこを簡単にミスしてしまうのか傾向が見えてくることです。

 

総合問題を10問解けば、ケアレスミスするところが重なります。『それが自分の弱いところ』ということが分かってしまうのが『間違いノート』です。
でも、このノートはあくまでも自問自答しなければならないため、『本当にわかっていたのに間違った』のか『本当はわかっていなかったのに、わかっていたと勘違いしていた』を自分で理解しなくてはなりません。

 

絶対にここで自分を過大評価しないことがこのノートを作成する最低条件となります。
私は今までいろいろな受験生を見てきましたが、受かる人と受からない人の差はここではないかと思っています。

 

自分をどれだけ正確に把握できているか、客観的になれるかが重要だと思います。

 

その自分を見つめなおすという意味でもこの『間違いノート』は非常に重要なものと位置づけていました。
結局このノートを自分が納得できるものとしてできたのは最後の試験の時でした。

 

 

期間にして6年費やしたことになります。
絶対に作ったほうがいいとは言いませんが、こんな方法があるんだと思っていただけば幸いです。

 

また、このノートは仕事用としても使えるものだと思います。

 

もっと詳しくという方はメール等でご連絡ください。

 

少しでも力添えできればと考えています。
それでは今回はここまでとしたいと思います。ではまた。

 

【私の勉強方法】受験時代のお話し(その1)

みなさんこんにちは  😀

つい先日タジン鍋で料理をしました。5年前に購入したのに一度も使っていなかったのですが、片付けしたときに出てきたので使ってみました。

いやーなんで今まで使わなかったんでしょう。野菜を切って鍋に盛り付け、少し水を入れて蓋をし、中火で2,30分おいておくだけで、おいしい温野菜の鍋が出来上がり。いまは毎日使っています。極端ですよね 😉

 

 

さて今回は、受験時代に行っていた勉強方法をお話ししていきたいと思います。いま資格勉強を行っているなんて方に参考程度に見ていただければと思います。

 

自分は、税理士の試験勉強は通信教育で行っていました。とはいっても、ほとんど動画は見ないでひたすら参考書と問題を解くことばかりしてました。

褒められることではありませんが、その時自分が思っていたのは、

『ほかの人と同じことをやっていては、合格できない。自分のやり方を確立しなければ』と考え、どうすれば効率的に勉強できるかを常に考えていました。これはあながち間違ってはいなかったと思います。

 

税理士試験の受験生の中には専門学校で日中毎日勉強している人がたくさんいます。

私は、仕事をしながら試験勉強をしていましたので、日中勉強している方と同じ教本・スケジュールで行っては間違いなく勝てない(受からない)と思っていました。なにせ、勉強にかける時間が違いますので。

 

そこで、自分は参考書の例題と、基本問題、定期的な総合問題を解くことを徹底的に行いました。応用問題や過去問、直前期の予想対策などは1回だけ解いてそれで終わり。とにかく、基本的なものは100%間違えないようにしていました。

 

それで十分税理士試験は合格しますし、これは他の資格(少なくとも会計関係)でも同じことが言えると思います。応用力は基本さえマスターすれば何とかなります。難しい総合問題でも、その中でも確実に解ける基本的な部分さえ押さえれば合格点まで行きます。

これは経験上間違いないと断言できます。

 

 

ここが、専門学校で勉強している方と自分との大きな違いだったと思っています。

専門学校生は時間が豊富なため、どんな問題でもカバーできるような勉強を行います。

なので、試験範囲の勉強容量は多いですし、引き出しも豊富です。

それに対し、自分は基本的なところだけしかないので容量・引き出しとも少ない状態です。

でも、この引き出しの少なさが実際に問題を解くときに大きな武器になっていました。

 

 

例えば、難しい問題が出たとします。

問題という問題を解いてきた人は、どこかで解いたことがないか、ヒントはないかと頭の引き出しを一生懸命探します。

私は、パッと見て、見たことなければ基本飛ばして次の問題へ移行します。

そして、時間が余ったら、その問題に戻って考え、自分が知っている事項でその問題の趣旨と近い考え方で問題を解いていました。

 

 

正直当たればラッキーくらいにしか思っていませんでした。

実際に当たったことはほとんどありません。

でも、それ以外のところは頭がクリアな状態で問題にとりかかっていますのでミスは少なくて済みました。

一番悪いのは、あの問題大丈夫かな?というもやもやした状態で別の問題を解くことです。

 

 

実は、基本問題のミスをなくす方法を確立するのが一番難しく、それが出来れば合格にグッと近づきます。

私はその方法を一冊のノートにまとめ『間違いノート』と言っていました。

このノートの使い方をマスターしたのは最後の試験勉強の時でした。

完成したときには自分で、『今回は合格できる。』と自信が持てていました。それくらい重要なノートでした。

 

ちょっと長くなりましたので、そのノートの作り方については次回おはなししたいと思います。ではまた。

 

 

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