問いかけて話を聞く
皆さんこんにちは
9月に入り、暑さも一区切りのような気がしている長澤です
9月23日に昨年も出場した「グル麺ライド」に参加の予定のため、なんとか体重を落としたいと思っています
週末は自転車で50~60キロは走っているのですが、痩せません…
その分食べるからだよなぁ
でも運動の後の炭水化物は最高においしいのです
…が、がんばります
さて、今回は相続税を一回お休みして、日経トップリーダーより、白井一幸(元日本ハム2軍監督)の育つ言葉から抜粋してお送りします。
2018.9月号に掲載された記事なのですが、経営者には非常に参考になるのでないかと思いましてたのでお送りします。
今月のお悩み
負けるチームはミスが多い。そしてミスには、必ず原因があります。
だから弱いチームではミスの要因を潰すために、監督やコーチが口酸っぱく選手に教える光景がよく見られます。
でも、ずっとミスの原因を指摘され続けたら、選手はどう思うでしょう。
「はいはい、監督の言う通りですよ。耳にタコができるくらい何回も言われているから、わかってますよ~」全くもって、聞く気はゼロです。
人は質問されると、答えようとします。
一方的に説教されると黙って聞くだけですが、質問ならば答えを考える。
そして、自分自身で考えたことは、前向きに取り組むのです。
問いかけて、話を聞く———。
私たちはそれを繰り返し、選手が自分で答えを見つけていくように促しました。
これがコーチングと呼ばれる手法だと知ったのは、後のことです。
(中略)
皆さんの会社でも似た状況はないですか。
「うちの会議では全然社員が意見を言わない」という社長さんがいたら、それは聞き方に問題があるのかもしれません。
トップが「どんな意見が出てこようがまず受け入れる」という姿勢をとらないと、社員は「意見を言っても、どうせごちゃごちゃ言われるだけ」と諦め、何も言わなくなります。
私自身は、選手からどんな答えが返ってきても、いったんは受け入れました。
加えて「俺も現役時代にミスの経験はあるんだ」と、自分の失敗をできるだけ話すようにしました。
そうすると、選手は「白井さんには何を言ってもオッケーなんだ」と安心感を抱いてくれます。
相手に安心感を抱くと、自分の意見を積極的に言うようになるのです。
それでも「うちの社員はバカげた意見しか言わないから、とても黙って聞いていられない!」という人がいたら、私は質問をしたい。
「社員の意見を聞かないとチームの成果が上がらず、あなたのストレスが増大しますが、それでもいいですか。それとも多少のストレスを伴いながらも社員の意見を聞いて、最終的にチームのパフォーマンスが上がる方がいいですか」
頭ごなしに言うのではなく、まずは相手の意見を聞くというのは以前勤めていた会社で管理職をやっているときに非常に有効な方法だと実感したので、この記事は非常に共感できました。
ただ、ちょっとうがった感じになるかもしれませんが、この場合には大前提に相手がその事案について本気で取り組んでいないといけません。
この記事の話は相手がプロ野球選手で野球に関して向上心があるから、意見を求められれば考えて答えますが、もともと、その事案に本気で取り組んでいなければ考えなどありません。
その場合は、一番最初に立ち返り、「なぜその仕事をしているのか」「自分にとって仕事とはなにか」ということを説かなくてはいけないですね。
正直、新入社員ならまだしも入社3年以上経過してもその話をしなければならないときは、…ですけどね。
それでは、また!