相談調が大事
みなさんこんにちは
みなさんこの記事を見ているのであれば気が付いた方もいらっしゃると思いますが、HPをリニューアルしました(写真)
車を買い替えたのでリニューアルしたのですが、なんか、車がメインになって、カタログっぽい感じになっちゃいました
この車のカラーはおそらく、県内でも数台もしかすると1台しかないかもしれないくらい珍しいものです
当社のイメージカラーが黄色だったため、このようなカラーリングにしました
道端でこの車を見つけたら十中八九私です
よろしくお願いいたします
さて、今回は、松下幸之助さん著の『人を活かす経営』から「相談調が大事」を抜粋してお話ししていきたいと思います。
企業であると団体であるとを問わず、人を使う立場にある人は、つねにどうすれば部下の人々に喜んで働いてもらえるか、いろいろ苦心しておられると思う。
その点について、私なりに大切だと思うことの一つは、やはり使う方の人と使われる方の人とが、人間的な結びつきというか、人間的な融合というか、そういう精神と精神、心と心がふれあるような関係を作り上げていくということである。
たとえば、ある一つのことを人にやってもらうという場合に、単にそのことを命じてればそれで事が運ぶ、というように考えてはいけない。
指示し、命令することはもちろん必要だが、同時にまた、その指示や命令がどのように咀嚼され、受け入れられるか、その人の感情がその指示をどういうように迎えるか、というようなことについて、よく考えつつそのことに当たるのでなければならない。
よく、世の中にワンマンとかいわれる人がある。
ワンマンはとかく命令的に、一方的にものを考える。
むろんワンマンといわれる人は、いろいろな経験に富んだ人であるし、すぐれた人が多いと考えていい。
だから、だいたいその命令通りにやって間違いない場合が多いだろう。
しかし、そういう進め方ばかりしていると、それだけではどこかに不満が残る。
力とか権威に圧倒されて、もうひとつ心の底から共鳴できない、といったことになりやすい。
仕方なしに、「じゃあ、ついていこうか」ということになる。
それでは本当にいい知恵が生まれるとか、本当の力が生み出されることにはならないと思う。
だから、人に何か指示し、命令するにあたっては、「あんたの意見はどうか。ぼくはこう思うんだがどうか」というように、その人の意見にあてはまるか、また恵心出来るかどうかを、よく聞いてあげなくてはいけない。
そしてその聞き方にしても、相手が返事のしやすいようにしてあげないといけない。
そういうところが一つのコツで、それが人を活かして使う上で非常に大事ではないだろうか。
このお話しを初めて読んだとき自分の中にあったモヤモヤが一気に解決したことを覚えています。
最近の若い人は、言ったことしかできないし、しない。ということをよく聞きます。
なぜそいう人が増えているのか考えたときに一つの考えが浮かびました。
松下幸之助氏の言葉を借りると、「ワンマンといわれる方、またはそれに近い方」からしか物事を指示命令されていなかったのではと思います。
つまり、受ける側ではなく、指示する側に問題があるのでないかと思うのです。
人は言われたことをやるのは楽です。
考えなくてもいいからです。
だけど、松下幸之助氏の指示命令の仕方は言われたことに対し、自分の考えをまとめ、納得したうえでその指示命令したことをするやり方です。
そうすれば、この指示命令の本来の意味を知り、その後にどのようなことが起きるか、または、行動しなければならないかわかります。
最近の若い子はと、一刀両断するまえに、一度考えてみてください。
「とりあえず、これをして」「やればどういう意味か分かるから」と言っていませんか?
現在の若い人たちは失敗することを極端に恐れているように思えます。
情報がありふれている今、できることが当たり前になっている風潮があるため、自分が知らないこと、わからないことは極力行わない思考になっています。
だからこそ、松下幸之助氏が言っている、指示命令の仕方が今活かされるべきではないでしょうか。
それではまた!