嫌われる勇気 その1
皆さんこんにちは
とうとう雪が降ってきました
だんだんと寒くもなってきていよいよ冬到来という感じですね
うちの猫たちも寒いのか、事務所でこんなことになっています
うん
仕事のジャマだね
でも、私にはなぜか来ない…
まあ別に気にしてないけどね
ということで、今回はつい最近起きた出来事についてお話ししたいと思います。
独立開業してから、3年半が経ち、今までいただいた顧問契約で私からお断りすることはなかったのですが、最近初めて私から契約の打ち切りをさせていただきました。
そこに至るまでは非常に悩みました。
そのお客様は当事務所では長くお付き合いさせていただいており、お互い信頼関係をもって仕事をさせていただいておりました。
しかし、最近はいろいろな事情が重なり、厳しく接する機会が増えておりました。
それは、当社の行動規範である、「私たちは、お客様のためと思うのならば、嫌われる勇気を持って行動します」のもと、あくまで、「お客様」のことを考え行動してきました。
厳しいことを私が発信したとき、表面ではお客様も理解を示していたのですが、心深くはそうでもなかったようです。
詳細は省きますが、私に重要な事項を相談なしで行動しておりました。
よくよく聞くと、「長澤先生に相談すると、その事項について止められると思ったから相談しなかった」という趣旨の説明をされました。
このお話を聞いたとき、「ああ、もう駄目だな」と感じこちらから今後の契約の打ち切りをお話しさせていただきました。
この出来事は、致し方ないのかなとも思いました。どんなに私がお客様のためを思って行った行動でも、お客様がそれを感じていなかったために起こった出来事だと思っています。
私にも問題があったかもしれません。
しかし、私は「その行動」で他のお客様と信頼関係を築いてきたため、そのお客様にだけ「その行動」を変えることはやはりおかしいと考えました。
上記のお客様の行動を、了承することもできました。でも、私の中では絶対に譲れないことがあったのでそれを行いませんでした。
なぜなら、了承したら「甘え」になるのではないかと思ったからです。
「甘え」は私にもお客様にもあると考えました。
私は、自分の考えを歪めても契約を継続する「甘え(お金をもらうこと)」であり、お客様は、後から報告してもこの税理士は許してくれるという「甘え」です。
私も、商売をしているので売上の減少はできるだけしたくありません。
しかし、売上の減少よりも、もっと大事なことがあると思います。
それは、「お客様に対する私がしなければいけない行動・考え方」です。
それを歪めてまで売上を獲得することは、お客様にも自分にも嘘をついていると同義だと思っています。
その時に、稲盛和夫氏の言っていた「大善と小善」の話を思い出しました。
このお話は少し長くなるので、今回はここまでとして、次回また続きをお話ししたいと思います。
それではまた!